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テオドラ・アクセンテ 「Listen How the Horns are Growing」2021年8月18日(水)-9月11日(土)

30
7月

新スペースでの第1回目の展覧会はテオドラ・アクセンテの個展「Listen How the Horns are Growing」です。2021年8月18日から9月11日の会期にて、中〜大型のキャンバス作品と小作品の新作合わせて10点、展覧いたします。本展はルーマニアのクルージュ=ナポカを拠点に活動するアクセンテのアジア初個展となります。ルーマニア第2の都市、クルージュ=ナポカは近年エイドリアン・ゲーニーやヴィクター・マン、チプリアン・ムレシャンといった名だたるアーティストを続々と輩出し、「クルージュ・スクール」として国際的に知られています。彼らの後継者と位置付けられる次世代の中でも、アクセンテは現在のクルージュ・スクールを代表するアーティストの一人です。


アクセンテは一貫して現実世界と想像の世界という領域に、そして物質と精神という二元性について取り組んで来ました。
以前の絵画作品は、アクセンテ自身が衣装制作・空間演出した写真をもとに描かれています。シンプルな背景の中にアルミホイルやファー、レースやサテンを使った煌びやかな衣装を纏う人物を描いた作品は、ファッションへの繋がりも感じさせる現代的な印象でした。一方近年では、古典的な肖像画からの引用を用いて歴史や宗教、神話に登場する要素を、デジタルコラージュによって一度再構築したのちキャンバスに描く方法で作品制作をしています。本展の作品には、角が生え変わることで成長する鹿が再生のシンボルとして描かれており、半身が鹿と同化した人物や、人と鹿が共生する空間などになぞらえて、神聖な存在や人間の複雑な内面が表現されています。

『私の絵の登場人物は美しい衣服や装飾をまとうことで、自分の機嫌や感情を隠そうとしています。贅沢な装飾品が溢れる部屋も同じようなことです。私が描く人物たちは、何もない場所では弱い存在です。風景、自然、そして彼らを鏡のように映し出す水といったものはその人自身を露わにし、場面の中心に立たせるのです。』- テオドラ・アクセンテ
意識という領域を比喩や物語で捉えようとするテオドラ・アクセンテの作品は、見るものを瞬く間に幻想的な世界へ引き込みます。是非この機会にご高覧下さい。



PROFILE
Teodora Axente( テオドラ・アクセンテ)
1984 年、ルーマニアのシビウ出身。
2004年にクルージュ芸術大学(ルーマニア)で博士過程を修了し、現在はクルージュ= ナポカを拠点として活動するアーティスト。2011 年、エッセル美術館(ウィーン/ オーストリア)にてエッセルアワードの受賞者のひとりとして作品展示。2015 年、ボルダー現代美術館( コロラド州/ 米国)、クルージュ美術館(クルージュ= ナポカ/ ルーマニア)、アートセンター・Hugo Voeten(ヘーレンタルス/ ベルギー)にて作品を展示。2016年5月にはHugo Voetenで個展が開かれた。また2017 年にはフリシラス博物館の第3回フリシラス賞を受賞。2018 年にクルージュ美術館にて、2019 年フリシラス美術館( ギリシャ/ アテネ) にて個展を開催するなど、国際的に活動している。

展示名:
テオドラ・アクセンテ「Listen How the Horns are Growing」

会期:
2021年8月18日(水)〜9月11日(土)
*アポイント制
日・祝日休廊

営業時間:
12:00-17:00

会場:
104GALERIE
東京都目黒区青葉台1-20-4 FORCEビルB1F

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