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MIOKO個展 @旅館 澤の屋「たまにはヨソの布団の上。」presented by 本屋しゃん 2月10日(木・布団の日)〜2月27日(日)※会期中無休

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2月

2021年9月より、東京の下町・谷中の老舗旅館 澤の屋と本屋しゃんが共同し、「旅館」を舞台に、「アート」と「本」そして旅人たちの交差点づくりをはじめました。コロナ禍で旅人は容易に旅ができず、旅館は旅人がいない客室が静かに並びます。そんな状況における本企画は、国籍も性別も年齢も関係なく、世界中からさまざまな人が集まる「旅館」という場所の特性を活かした作品展示やブックフェアを通じて、人が寄り合うきっかけを作り、 手触りのある関係を育む試みです。


このたび、MIOKOのイラストエッセイと小話マンガのZINE『だいたい布団の上。』vol.02の刊行を記念して、MIOKO個展「たまにはヨソの布団の上。」を開催します。本書の原画や原画ノートを中心に、 旅館 澤の屋の客室を活かした展示を行います。


公式:https://honyashan.com/mioko-soloexhibition-futonnoue 
アーティスト:MIOKO

ファッションモデルとして国内外で活躍をするMIOKO。
活動の場はファッションモデルにとどまらず、人形劇やパフォーマンス、そして絵を描くなど多岐にわたります。一見、つながりのない活動にも見えますが、そこにはMIOKOの「外」への関心があります。小さいころから自身の外見、そして人付き合いにコンプレックスを抱いてきたMIOKO。自分の「外」見と、「外」からの視点に苦悶しながらも、時を重ねるにつれて「外」の人たちからの肯定的な視点や言葉に触れることでコンプレックスは薄らいでいきます。 「外」への不安は「外」が解決の糸口となり、次第に「外」とも積極的な交流が必要である「人とものを作る」ことが一番好きなコミュニケーションであることに気づきます。

2020年から、MIOKOは簡易なノートに黒いボールペンを使って、日々、自身の「内」に漂う 「得体のしれない考え」を 、絵と言葉で日記のように書き留めてきました。それは、イラストレーションであり、漫画でもあり、私小説でもあります。 「 得体のしれない考え 」はだんだんと層になり、『 だいたい布団の上。 』という本の形になりました。

「布団」は日常に寄り添うアイテムでありながら、ゴロゴロしながら悩んでみたり、実家を想起してノスタルジーな気持ちをかきたてたり、ふわふわとまどろみながら夢の世界に誘われたりと、「内」と「外」をいったりきたりする不思議な場所かもしれません。 ノートに描かれた内容は、何気ない日常の一コマですが、「布団」を軸にMIOKOの「内」側の「得体のしれない考え」と、「外」への関心を読み取ることができ、MIOKOの多岐にわたる活動をつなぎ合わせる作品だといえるでしょう。


本展では、『 だいたい布団の上。』vol.02の原画をはじめ、MIOKOが普段使っているノートを初公開し、ZINEに掲載されていない原画もご覧いただきます。さらに、 本展メインヴィジュアルの原画やノートのパラパラ漫画風映像、MIOKO人形など、絵や映像、立体といったさまざまな形態の作品に加え、スケッチなどの関連資料も展示することで、MIOKOの活動を多角的に展覧します。

今回は、実際に旅館 澤の屋の「布団の上」での展示が実現します。ぜひ、その環境も含めてMIOKOのイラストエッセイと小話マンガを体験していただきたいです。旅館の和室という旅情掻き立てる場所で、得体のしれない世界への旅を楽しんでいただけますように。

■ステイトメント

家のなかで、身体を縦に出来ない。大抵横になっている。
床の上で横になると身体が痛いから大抵布団の上にいる。

私は自分ちの布団の上が一番好きだ。
そのくせ時々遠出をしたがる。海外とか。
そして外に出たくせに、その出た先でも結局うだうだと布団にくるまって益体もないことを考えてぐるぐるしている。
どこにいても私は同じで、家の中や外でのぐるぐるやぐだぐだを時折紙にボールペンで描きつけている。


今回は澤の屋さんという旅館で展示をする。
「外」だ。
でもお部屋の居心地が良すぎて、布団はふかふかで、結局私は布団の上にいる。

MIOKO

■展覧会の見どころ

・『だいたい布団の上。』vol.02 の原画を展示。
・原画ノートを展示。※パラパラ漫画風の映像で全ページ放映。
・「たまにはヨソの布団の上。」展のメインヴィジュアルの原画ならびにスケッチを展示。
・会期中、MIOKO人形が在廊。
・MIOKOと本屋しゃんによる「生活」をテーマにした選書フェアを開催。
それぞれが選んだ本3タイトルを、選書コメント付きで紹介。


MIOKO
みおこ

モデル、アーティスト

本職はモデル。外国に行ったり映像に出たりアーティストとの仕事をしたりなど活動を広げつつある。絵を描いたり人形劇やパフォーマンスをすることもある。しかし私生活では基本的に怠惰でインドアな生活。ギャラリーに行く時は良く歩く。布団が好きと言いつつ不眠症気味。


活動履歴
2021 ライブペインティング “Hidden beauty” Enfold 丸の内旗艦店     
   個展「大きくなったり 小さくなったり」The secret museum

twitter: https://twitter.com/mioko_official
instagram: https://www.instagram.com/mioko_thanzuiyue/



【開催概要】
期間:2022年2月10日(木・布団の日)〜2月27日(日)※会期中無休

時間:月〜木・日13:00〜18:00、金・土13:00〜19:00、最終日13:00〜18:00

※鑑賞いただける時間は澤の屋の営業時間と異なりますのでご注意ください。
※物販も上記時間内のみです。


入場料:無料 お気軽に暖簾をくぐってお入りください。

会場:旅館 澤の屋(〒110-0001 東京都台東区谷中2-3-11/根津駅から徒歩約7分)


展示場所
・メインの展示部屋=2階の客室25号室
・食堂にてMIOKOと本屋しゃんによる「生活」をテーマにした選書ブックフェア開催
・食堂にてMIOKOのZINE、シルクスクリーン作品、関連書籍販売

※メインの展示部屋は、密を避けるために一度に3名さままでのご入室とさせていただきます。また、混雑状況により、滞在時間を制限させていただく場合もございます。ご理解ご協力のほどお願いいたします。
※メインの展示部屋にはデイユース、ご宿泊はできません。
※作品展示は2階までです。3階以上はデイユースやご宿泊の方以外の立入はご遠慮ください。

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