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2021年度東京ビジネスデザインアワード 最優秀賞・優秀賞を発表 最優秀賞は、「特殊印刷加工技術を応用したプロダクトと実験ブランド開発」の提案

17
2月

東京都が主催し、公益財団法人日本デザイン振興会が企画・運営を行う東京ビジネスデザインアワードは、東京都内の中小企業の持つ技術や素材等をテーマにデザイナーから新規用途開発とビジネス全体のデザイン提案を募集、両者をマッチングして製品・サービスの実現化を目指すコンペティションです。

2021年度で開催10回目の節目を迎えた本年度のアワードは、コロナ禍にもかかわらず新規事業、商品開発に強い意欲を持つ企業から応募、選出されたテーマ12件に対して150件を超えるデザイン提案が寄せられました。
これらの提案から審査委員会による審査を経て、11件の企業テーマとデザイナーからの提案がマッチングし、「テーマ賞」として選出されました。

このたび2月8日(火)に提案最終審査会を開催し、テーマ賞を獲得した11組のデザイナーによるプレゼンテーションと試作品による審査を実施しました。


▼東京ビジネスデザインアワード 公式サイト
https://www.tokyo-design.ne.jp/award.html

この結果、デザイン性や実現可能性、ビジネスプランの完成度などが最も高く優れている提案として、2021年度東京ビジネスデザインアワード最優秀賞に歌代 悟(クリエイティブディレクター/デザイナー)の「特殊印刷加工技術を応用したプロダクトと実験ブランド開発」、優秀賞には井下恭介(デザイナー) 、増谷誠志郎(デザイナー)【SANAGI design studio】の「光を使ったウェルネスプロダクトの提案」、小林 諒(デザイナー/株式会社Onesal)、上田和実(プランナー/株式会社ナディア)、武市美穂(デザイナー/株式会社ナディア)の「資源循環を実現するサスティナブル・アパレルブランド戦略」がそれぞれ選出されました。

各テーマ賞のデザイン提案については、企業とデザイナーの間で提案の事業化に向けた検討が早速始まっています。東京ビジネスデザインアワード発の、企業とデザイナー協業による今後の展開にご注目ください。




■東京ビジネスデザインアワード 最終提案審査結果

●最優秀賞(1件)[企業、デザイナーにそれぞれ賞金50万円]
提案名: 特殊印刷加工技術を応用したプロダクトと実験ブランド開発提案者: 歌代 悟(クリエイティブディレクター/デザイナー)
企業テーマ: 広色域の印刷表現と立体的質感を表現する「印刷技術」内容: 特殊印刷加工技術の研究・発信ブランド「印刷加工実験室」企業: 株式会社新晃社(北区)

●優秀賞(2件) [企業、デザイナーにそれぞれ賞金10万円]
提案名: 光を使ったウェルネスプロダクトの提案
提案者: 井下恭介(デザイナー) 、増谷誠志郎(デザイナー)


【SANAGI design stud io 】
企業テーマ: 電子回路とプラスチックの「設計・試作・加工技術」
内容: やわらかに時を刻む「ひかりどけい」
企業: 泰興物産株式会社(立川市)
提案名: 資源循環を実現するサスティナブル・アパレルブランド戦略
提案者: 小林 諒(デザイナー/株式会社Onesal)、上田和実(プランナー/
株式会社ナディア)、武市美穂(デザイナー/株式会社ナディア)企業テーマ: さとうきびの搾りかすから生まれた「サスティナブル素材」
内容: 地球と肌に優しい、サブスクリプション型のアンダーウェアブランド
企業: 株式会社Rinnovation(文京区)

各企業テーマの詳細は、公式サイトをご覧ください。
https://www.tokyo-design.ne.jp/award.html

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