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写真や文字を駆使した独自の世界観を発揮し、東京・渋谷のクリエイティブを牽引している千原徹也。広告媒体をはじめ、企業ブランディング、ファッション、Web、映像、舞台ブランディング、キャンペーン企画、CDジャケット、装丁・雑誌エディトリアル……。挙げればキリがないほど多岐にわたるプロジェクトに携わり、デザインを武器に縦横無尽に活躍の場を広げている。
千原のインタビューにおいて、不可能という概念がない。
デザインの可能性を感じさせてくれる言葉たちには、生き方に迷っている人や、若い世代に向けて説得力のあるメッセージが込められている。どれだけ頑張ったか、どれだけ努力をしてきたかも大事なのだが、努力を次のステップにつなげるために、どうしたらいいのか?そのヒントが随所に隠されている。
チャレンジするかしないかを迷う時間が、もったいないと教えてくれる。
本書では、手掛けたアートワークやプロジェクトを大ボリュームで紹介し、作品集のように楽しめる仕様に。さらに、一枚のビジュアルをつくるのに、どれだけの思考が働いているかにも迫り、制作プロセスも可能な限り掲載。千原の真骨頂であるフォトディレクションの現場にも密着し、ドキュメンタリー形式で収録している。さらに、スペシャルコンテンツとして、クリエイティブディレクターの佐藤可士和氏との対談の様子を収録するなど、圧倒的なスケール感と内容で構成されている。クリエイティブの世界で行き詰まっている人、生き方に迷っている人……。全ての人に向けて千原のクリエイティブが背中をおしてくれる、そんなパワーに満ち溢れた一冊だ。
アートディレクター/株式会社れもんらいふ代表。1975年京都府生まれ。
広告(H&Mや、日清カップヌードル×ラフォーレ原宿他)企業ブランディング(ウンナナクール他)、CDジャケット(桑田佳祐 「がらくた」や、吉澤嘉代子他)ドラマ制作、CM制作など、さまざまなジャンルのデザインを手掛ける。
またプロデューサーとして「勝手にサザンDAY」主催、東京応援ロゴ「KISS,TOKYO」発起人、富士吉田市の活性化コミュニティ「喫茶檸檬」運営など、活動は多岐に渡る。映画「アイスクリームフィーバー」監督。