Information
美術家、伊庭靖子の展覧会を2023年9月19日(火)〜10月14日(土)の期間、光村グラフィック・ギャラリー(以下、MGG)にて開催いたします。
「眺めること」を思索する場として
対象となるモチーフと自身の視点のあいだにある「質感」を描く美術家・伊庭靖子。クッションや果物、赤外線を通した風景など、自身で撮影した写真を基に描かれた絵画は、目に見える質感を超えて、そのもののまとう空気感までを鑑賞者に伝えています。
本展では、伊庭作品を代表するクッションの作品や、接写により描かれた初期の果物の作品、風景に焦点を当てた近年の油彩画など10数点を展示いたします。また、立体視のできるステレオグラムの映像作品も展示し、作家の作品世界を多角的に鑑賞できる展覧会となっています。新旧の作品が集った、伊庭作品の小さな回顧展をお楽しみください。
*******
伊庭靖子(いば・やすこ)
1967年京都生まれ。嵯峨美術短期大学で版画を学ぶも、90年代半ばより絵画に転じる。しかしそれは伝統的な油画とはかなり異質な、伊庭靖子独自の「絵画」の開拓であった。爾来20数年、伊庭絵画はゆっくりとした、しかし止まることのない歩みを続けている。主な個展に「伊庭靖子展 まなざしのあわい」(2019年、東京都美術館)、「伊庭靖子展―まばゆさの在処―」(2009年、神奈川県立近代美術館)など。主なグループ展に「みつめる―見ることの不思議と向き合う作家たち―」(2019年、群馬県立館林美術館)、「感覚の領域 今、「経験する」ということ」(2022年、国立国際美術館/大阪)など。
展覧会概要
展覧会名 :伊庭靖子展“ 記憶と予感の随に”
会 期 : 2023年9月19日(火)〜10月14日(土)
日曜・祝日休館(10月8日、9日のみ開館)
11:00 〜19:00
作家在廊日:9月19日(火)、9月20日(水)、10月7日(土)
会 場 : 光村グラフィック・ギャラリー(MGG)
東京都品川区大崎1-15-9 光村ビル1 F
主 催 : 光村印刷株式会社
協 力 : MA2 Gallery
imura art gallery
Gallery Nomart
当社オリジナルカレンダー「現代の視点」シリーズの第3弾(2023年)は、美術家の伊庭靖子です。当カレンダーの連動企画として、伊庭靖子展“ 記憶と予感の随に” の開催が実現しました。
〈イベント〉
オープニングレセプション
9月19日(火)18:00 〜 予約不要
作家によるギャラリートーク
10月7日(土)15:00 〜 予約不要
※イベントの詳細や最新情報は、当社ホームページ、MGGのSNS等でお知らせします。
〈関連グッズ〉
本展オリジナルグッズ(ポストカード等)を会場にて販売予定です。
■同時開催
今秋、美術家・伊庭靖子の作品展を大崎の光村グラフィック・ギャラリーと恵比寿のMA2 Galleryで同時開催します。ぜひ、2つのギャラリーに足をお運びください。
会 期 : 2023年9月9日(土)〜10月14日(土)
日曜・月曜・祝日休廊 *火曜は前日までのメールアポイント制
13:00 〜18:00
アーティストトーク :
9月9日(土) 17:00〜
伊庭靖子×大橋菜都子(東京都美術館学芸員)
会 場 : MA2 Gallery 東京都渋谷区恵比寿3-3-8
※ギャラリー間の移動は、JR利用で30分程度。